多頭飼育崩壊を知ってもらうためにできること(地域創造学Ⅰ 生徒記事)
こんにちは、飯能高校のKです。
みなさんは、「多頭飼育崩壊」というものを知っていますか?
どのようなものかあまり思い浮かばない人が多いと思います。
多頭飼育崩壊とは...ペットの数が増え、適切な飼育ができなくなった状況のことです。
私はこの多頭飼育崩壊の理解を深めて減らしたいと思っています。
そこで多頭飼育崩壊についてまとめてみました。
1.なぜ多頭飼育崩壊が起こるのか
主にこれらの原因で発生することが多いです。
そして、発覚するのは近隣住民や病院の関係者から連絡が入ることで分かることが多いようです。
この他にも...
「ブリーダー型崩壊」
人気の犬種・猫種を大量に生産し、流行が変わると経営困難になり飼育できなくなる状態
「アニマルボーダー型」
動物が好きで、引き取り手がいない動物、捨てられた動物を保護し手放せなくなる状態。
避妊手術を施さないことで異常繁殖を繰り返し、飼育困難に陥る状態
「ボランティア二次崩壊型」
多頭飼育崩壊をした人や団体を救済し、自らの団体が飼育困難に陥る状態
などによって発生する場合もあります (1)
2.引き取り件数
これは多頭飼育など何らかの原因で引き取られた犬猫の数を表したグラフです。
このグラフをみると最多が昭和49年の1250頭で最少が令和1年の86頭なのが分かります。そして、最多の年と最少の年では1164頭の差があることが分かります。
さらに平成元年以降から徐々に減少傾向にあります。
3.なぜ減少したのか
・ボランティア団体による支援
動物の保護 (ケア)
里親探し
寄付金集め
・日本愛護団体による支援
譲渡会の開催
動物相談のアドバイス
・保健所による対応
引取先を探すための譲渡会の開催やボランティア団体と連携した活動
を行っています。
これらの支援があることにより減少しているのではないかと思います。
4.自分にできること
・多頭飼育崩壊の現状を理解する
・ペットを飼う前に自分がしっかりお世話ができるのか考える
・多頭飼育崩壊を見つけたら保健所や動物愛護団体などに相談する
などができるのではないかと考えます。
5.まとめ
このように、多頭飼育崩壊というのは様々な原因で起こっています。
そして、まだまだ発生しているのが現状です。これらを解決するために支援してくれる場所もあります。
まずは、多頭飼育崩壊というものの理解を深め、困ったら相談することで少しでも減らすことができるのではないかと思います。また、動物にも命があることをしっかりと考え飼育することが大切だと思います。
参考文献
「多頭飼育崩壊現場の実態と3つの主な原因|解決のための取り組み」2024.10.1
https://www.riskbenefit.co.jp/topics/pet/3055.html
「多頭飼育崩壊はなぜ起こるのか。保護現場からのSOS」2024.10.1
https://nyanpedia.com/animal_hoarder/
「公益財団法人 日本動物愛護協会」2024.10.1
https://jspca.or.jp/
「猫の多頭飼育!崩壊を防ぐ活動」2024.10.1
https://www.doubutukikin.or.jp/activitynews/20200508/14896/