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犬・猫の殺処分を0にするために私達にできること(地域創造学Ⅰ 生徒記事)

初めまして!飯能高校のRです。
私は犬・猫の殺処分をゼロにしたいと考えています。
みなさんは日本でどのくらい殺処分が行われているかご存知ですか。

1.日本で行われている殺処分数

                   所:「犬・猫の引取り及び負傷動物の収容状況」(環境省)                                              (https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/statistics/dog-cat.html)                                                                                                        をもとにアイペット損害保険㈱にて作成

この表をみると、日本でどのくらい殺処分されているのかが分かります。
2015年には、犬・猫あわせて約80,000匹が殺処分されています。
2018年をみると約30,000匹が殺処分されていることからこの3年間で減少していることが分かります。 (1)

2.なぜ殺処分が減ったのか?

では、なぜ日本で殺処分が減少したのでしょうか。そのことについて調べてみました。
日本では動物愛護管理法という法律があります。この法律が殺処分の減少に関係しています。

動物愛護管理法とは?

 1999年、2005年、2012年、2019年の4度にわたり改正された法律です。
 1973年に議員立法で制定された法律で、動物の愛護と動物の適切な管理
         (危害や迷惑の防止等)を目的としている法律です。(2)

3.神奈川県で犬・猫殺処分ゼロ!?


日本では殺処分が減少しています。そんな中、神奈川県が2013年に殺処分ゼロを達成しました!なぜ、このように殺処分ゼロを目指せたのか神奈川県の取り組みについてみていきましょう。

〜神奈川県の取り組み〜
 1  保健センターの収容数を減らす
 2️ TNR
 3 譲渡の出口拡大
 4 啓蒙活動

TNRとは?
 野良猫の意図しない繁殖を防止するための活動です。

T トラップ N ニューター R リターン、リリース」
 
 (トラップ:人道的な捕獲器で野良猫を保護)
 ニューター:去勢・避妊手術を行う)
 リターン:元の生活場所に戻す)
  リリース                                                                       (3)

4. まとめ

  
これらのことを通して、神奈川県は殺処分ゼロを達成することができています。
しかし、無責任な飼い主・悪質なブリーダー・小売業者などによって保健所、保護センターに持ち込まれる犬猫が日々増加しているのが事実です。

全国でゼロにするには、国の活動だけでなく自分たちの取り組みもしていかなくてはなりません。これからペットを飼いたいと思っている人は

「今自分は飼える状態か」
「最後まで責任を持って飼えるのか」

についてよく考え、飼うことが殺処分ゼロを目指すために繋がる第一歩になります。

  5. 参考文献

 「過去10年の犬猫の殺処分数推移」
    https://pedge.jp/reports/satusyobun/ (2024-10-01) (1)

「動物愛護管理法の改正概要をわかりやすく解説」
 https://www.doubutukikin.or.jp/knowledge/douaihou-kaisei/ (2024-10-01)  (2)

「動物の愛護と適正な管理」
 https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/pamph/h3008a.html

(2024-10-01) (2)

「5年連続殺処分ゼロ!神奈川県のペットの命を守る方法とは?」
  https://petand.co.jp/qrasippo/7548/(2024-10-01) (3)

「犬派か猫派か?どちらが人気?性格や相性を徹底解剖」
 https://www.cross-m.co.jp/column/marketing/mkc20230630/ (2024-10-01)