日本の殺処分数を0に (地域創造学Ⅰ 生徒記事)
はじめまして、飯能高校のsawaです。
みなさんは日本で毎年どれくらいの犬・猫たちが殺処分されているか知っていますか?
何年も前からずっと社会問題として取り上げられ、いま現在その数は減少していますが0ではないです。
では、なぜ殺処分が起きてしまうのか。また、自分たちに何ができるのか考えてみましょう。
あなたの好きな動物は今、こんな状況です!!!
2023年の犬・猫は引き取り数22392頭に対して、2434頭が殺処分されています。
年間で引き取り数の約1割が殺処分されており、これを1日に換算すると毎日約6.6頭の犬・猫が殺処分されていることになります。
上の図は水色が犬の引取り数、オレンジが猫の引取り数、青の折れ線が殺処分率を示しています。
上の図でもわかるように、年々殺処分数は減少していますが、いまだ0ではないことが現状です。
では一体なぜそのようなことが起こってしまうのでしょうか。
殺処分が起きてしまう理由
まず、殺処分される主な理由として病気や怪我・衛生上の問題が挙げられます。
また動物が捨てられる理由として「引っ越し先がペット禁止」・「想定以上におおきくなった」・「繁殖して飼えなくなった」・「経済的に飼えなくなった」というものが多いです。
殺処分数を0にするためには、まず動物が捨てられない状態を作る事が必要だと思います。
お世話できなくなってしまったのなら最後に飼い主として、引き取ってくれる人を探したりと自分で責任を持っつことが大切です。
日本が行っている対策
環境省は殺処分を減らしていくための対策として3つのポイントを提示しています。
1.飼い主・国民の意識の上昇
・普及啓発活動や教育活動を通じた飼い主等の意識の向上
・効果的な広報、普及啓発、教育の場における展開
2.引き取り数の削減
・無責任な飼い主をなくす
・飼い主のいない犬猫の対策の推進
3.返還と適正譲渡の推進
・引き取った犬猫の所有者(飼い主等)への返還と適正な譲渡の推進
以上の3つです。
この3つは動物と生活するうえでとても大切なことだと思います。
責任を持ってお世話してほしい
これまでのことを振り返りまとめると、ある共通点が見えてきます。それは、 「人間の意識一つでこの状況を変えることができる」ということです。
一人でも多くの人が犬・猫を野良化させないように最後までお世話したり、飼えなくなってしまったのなら里親を探したりするなど意識して行動を起こすことで大きく変わると思います。
私は動物が好きな人、動物を飼っている人に責任を持って最後までお世話してほしいと強く思います。